Mefloquine


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国外旅行へ向けてのマラリアの予防薬。

予防薬には何種類かあるのだけれど、薬局で出されたのはこのメフロキン(メフリアム)。

JICA推奨の予防薬らしいが、どうも副作用が強いらしい。眩暈や吐き気といった肉体的なもののほか、抑鬱、幻覚、悪夢など精神的なものもみられるとのこと。飲まずともプラシーボで症状が出そう。。。

ネットで調べると一般的な副作用の説明のほかは、体に合わなかったという体験談。良かったという体験談はあまり語られることがないので、不安は大きくなるばかり。

その一方で、ネット上にはマラリア感染の体験談も沢山みられ、それはまた辛そうな内容なので、罹りたくないな〜と思う。

 

両者を天秤にかけた結果、ひとまず飲むことにした。

合わなければ止めれば良いかな、という考えで。

現在2日目、今のところ特に異常はない。

Epupa Falls

Epupa fallsという有名な滝を見に行ってきた。

ナミビアアンゴラの国境を形成するKunene River上にあり、玄関口の町でありぼくの住むオプヲから未舗装路を走ること約4時間(寄り道したので実はテキトー)。

Kunene Riverの筋上に突如現れる裂け目を挟み込むように、水流は滝となって両側から注ぎ込む。圧巻!

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普段は天然の水なんてまず目にすることのない乾燥地域に住んでいるので、これだけの水量の川を見るなんて久しぶり。それでも今は乾季なので水量は少ない方らしい。

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大量の水しぶきは虹を映し出す。

 

少し上流に行くと穏やかな流れ。

この付近に宿泊地であるEpupa Campがある。今回はテント泊なのでリーズナブルな値段だけど、川沿いのロケーションで十分ラグジュアリー感が味わえる。

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水流が穏やかでも泳ぐことはできない。

なぜなら…

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ワニ!

これを見たらさすがに 泳ぐ気はなくなる、っていうか最初から泳ぐ気はなかったけど。

近すぎず遠すぎず、ちょうどよい位置でひなたぼっこする姿を見られたのはラッキーだと思う。

 

Epupa Fallsにはもう一箇所見所があり、滝とその周囲を見渡せる展望場所がある。

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川沿いのわずかな部分は緑が生い茂っているけれど、少し離れるとよく見慣れた乾燥した風景なのがなんとも不思議。

このKunene Riverが隣国アンゴラとの国境となっているので、左手対岸側の山はアンゴラ。国境を見下ろすという島国日本ではあり得ない光景に感動。

 

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日没後には満月が川面に反射する姿に思わずパチリ!

ワニといい、なかなかタイミングの良い小旅行だった。

 

 

だいぶ投稿が久しぶりになってしまったけど、これからちょこちょこ、ひっそりと、どうでも良いことを書いていこう。かな?

6.10デモ

6月10日。ここOpuwoではデモ行進が行われた。目標は、なんと職場であるTown Council。

遅々として進まない都市開発や、土地の購入を申し込んでもレスポンスがない(というかそもそも売る土地がない)一方で、不透明な不動産の処分などなどに業を煮やした市民が発起した模様。

時々こんなデモがあるのかと同僚に聞いてみたら、今回が初めてとのことで、同僚もびっくりしていたようである。

なぜ今のタイミングだったのかは分からないが、一応先週のTrade Fairの開催を待った上での開催だったのかなーと個人的には思ったり。

プラカードに掲げられた要求は、街灯がないとか、公衆トイレが欲しいとか、非常に具体的なものや、CEOやProperty Officeの交替を求める声も。うーむ。

 

最近の仕事は、過去の土地購入の申し込みをデータに打ち込む、という作業をしているが、過去10年くらいで1000件以上の申し込みがある。その一方で、実際に土地を購入できている人はごくわずか。

貸家賃料の高騰が土地購入の需要を高め、結果的に土地の供給不足(まあ、需要云々に関わらず供給してないと思うけど)、それによってさらなる家賃の高騰という負のスパイラルに陥っているのかなーと思う。

とはいえ、土地にも限りがあるし、どんな解決策があるのかなーと思案する今日この頃。建物の高層化??

いずれにしても、もう少し町全体のこと、予算、暮らしとか知りたいなー、と思えどまだまだ言語の壁は大きい。。。

 

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Opuwo Annual Trade Fair 2016

5月30日から6月4日の一週間にかけてOpuwoではTrade Fairが開催されていた。

Trade Fairはナミビア国内の各都市で開催されているもので、政府機関や企業、地元の飲食店(Kapana、Bar)やお土産売りがブースを出展するものだが、日本の夏祭りにも似た様子である。(こちらは今は冬だけど)
 

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ぼくが勤務するTown Councilが事務局を担当しているため、ちょこちょこと手伝いをしつつも、顔パス待遇を最大限利用して開催中は毎日通った。というのも会場は職場から徒歩1分なので。
 

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入り口。サッカーフィールドに巨大なテントを張っている。

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Barの様子。写真は日中だが、夜になると人が溢れ、爆音の音楽が流れる。

 

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こんなブース。右はOvamboの伝統的な衣装。

 

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ヒンバのお土産屋。店主はツアーガイドもしている。ヒンバサンダルは牛革製でN$100(800円弱)、靴擦れ必至。

 

 ぶらぶら歩いていると必ず誰かしらに声をかけられる。

職場の人、さっき一度会っただけの人、全然知らない人にまで「come!」と言われ、ビールを飲ませてくれる。ここではテーブルに並ぶものは誰のもの、ということもなく、みんなのものという感じ。奢り奢られの付き合いでとても気楽。
 
週末の夜にはステージイベントも開催される。そのため、入場料もそれまでのN$20からN$40(320円弱)に値上げされる。
 
 

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車ごと入場し、車の上で観覧。

 

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 ミスコン。スタイル抜群で美しい!
 

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ヒンバのステージパフォーマンス。
 
Opuwoでは2012から開催され、年々規模が拡大しているとのこと。
ぼくが見るのはもちろん初めてなのだが、この盛り上がり様をみるに、それ以前はこのエネルギーを発散させる場がなかったのかと疑問を持つと同時に、この4年間でしっかり定着している町の人々の適応力に関心させられる。
現在はサッカーフィールドに建てられた巨大な仮設のテントを使用しているが、来年は場所を移し、常設の建物を新築して行うらしいので、何かしら手伝いたいなと思う。
 

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祭りのあと。

オプヲの夜明け

早いもので1ヶ月の首都生活を終え、これから2年間暮らすオプヲOpuwoにやってきた。

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オプヲは北部のクネネ州の州都であり、ヒンバやヘレロといった様々な民族が混在している。
近年は人口増加と共に商業施設が建設され、都市化が進んでいる町である。
ナミビアは中進国に位置づけられるように割と現代的な生活水準であるが、ここオプヲは砂埃舞い上がるdustyな空気、バラックのような家屋、散乱するゴミ、怪しいオープンマーケットなど、ごみごみした雰囲気でとても良い感じ。

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早速住居の準備整わなかったり、ギザ(温水器)の修理で天井裏が水浸しになったりと、なかなか楽しくなりそうな予感。。

Arrived in Namibia

3月23日にナミビアに無事到着しました。

22日の夕方に成田空港を出発し、香港、Johannesburgを経由し、首都のWindhoekへ。

空港の周辺は何もなく、ただただ真っ青に晴れわたる空が広がるばかり。

日差しが強く暑さはあるものの、乾燥しているためそれほど不快ではない。

現在は雨季の終わりらしく、植物も見られるが、乾季になるとほぼ茶色の世界らしい。

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ナミビアは82万m2の国土(日本の約2.2倍)に人口230万人ほどが暮らす、世界でも有数の人口密度の低さの国です。

鉱物資源が豊富なため、国全体としてはそれほど貧しくはなく、中進国に位置付けられています。(一方で、貧富の差はとても極端!)

スーパーなんかは日本のものと遜色なく、なんでも揃う感じ。

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現在はイースター休暇のため、街が閑散としています。

下の写真は、Windhoekの中心、Independence Avenue.

一国の首都の中心部とはいえ、とてもガランとしています。

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水も食べ物も全く不満はなく、すでに快適に暮らしていますが、さらにこの国に馴染んでいきたいと思います。